今日のもう一冊 040
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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今作では前作にもまして、超常現象と関連した事件が起こる。
どちらかというと、オカルトの部類に入るような奴。
予言とか、幽霊とか、ポルターガイストとか、火の玉とか・・・。
そういうオカルトを科学的な視点で論理的に解決していくところがなんとも爽快である。
中には本当の予知夢とか科学的に説明できないのもあったけど…。
その辺はミステリーということで。
とにかく、湯川と草薙の掛け合いが絶妙で、テンポ良く読める。
いわばホームズとワトソンみたいな感じかな。
火の玉事件の、弓弦使ったトリックとかさすが元アーチェリー部と思ったね。
あと、今作に限らず作者の作品には生産現場の話が結構多い気がする。
これも会社員時代の遺産か。
ただネタが陳腐化してきているので、そろそろ使うの止めた方がいいかもなんて思ったり。
次は、長編で直木賞受賞作「容疑者Xの献身」へと繋がるっぽいね。
ずっと短編だったけど、長編では一体どうなるのか。
ハードカバーとか扱いるんどいけどそのうち読んでみるかー。