今日の一冊 039
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/02/10
- メディア: 文庫
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文春文庫は「秘密」以来かな。
最近はオレンジの奴ばっかりだったので…。
本作は短編集。
ちょっとすっとぼけた物理学者「湯川」が主人公?の探偵物。
刑事「草薙」が湯川のところに事件の相談に来るというパターンで物語は展開。
湯川の人間臭さと、二人の掛け合いが中々面白い。
インスタントコーヒー逝っとく?
殺人事件で起こった奇妙な現象を湯川が自然科学の観点からズバリ解決するというのはなんとも気持ちが良かった。
殺しの手段が凝りすぎ。
普通じゃ使わないようなもの使って殺してるし。
これって、作者が名探偵の掟かなんかで否定してたんじゃあ…w
まあ、ナトリウムの奴は私でも思いつくけどね(化学屋なので…)。
兎に角、理系ネタ満載で、読んでてかなり引き込まれた。
とりあえず湯川シリーズはまだ続くっぽいので連続で読むとするかな。