今日の一冊 037

虹を操る少年 (講談社文庫)

虹を操る少年 (講談社文庫)

読了。
すごく読みやすかった一冊。
でも、よく分からん話だった。
ジャンルとしては、作者お得意のSF物か。
ちょっと毛色が違う気もするが。


「光広がる響き合う」が物語の主題。
光を自由に操れる天才少年が主人公。
ニュータイプとかオールドタイプとか出てきたり。
一瞬、これなんて宇宙世紀とか思ったよ。
光でコミュニケーションが取れたりするのがニュータイプらしい。
で、オールドタイプがその存在を抹消しようとするんだけど、その山場がもう物語の終盤付近で突然出てくる訳で。
そして、定番のぷっつりエンド。ぶっちゃけ超消化不良でした。
普段は読後さわやかで有りなんだけど、今回くらいはもう少ししっかり書くべきだと思った。
なんていうか、ちょっと前振りが長すぎたんじゃないだろうか。
ラストはもう少し考えたほうがいいんじゃないかなぁと。
いろいろ考慮して、55点ってところかな。