今日の一冊

私が彼を殺した (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

読了。
「どちらかが〜」に続く、犯人未確定推理物。
犯人は自分で推理せよ、ってな感じ。
今回は容疑者が3人。
でも、動機とか考えると実質2人?
各章が3人それぞれの視点で書かれてて、それの繰り返し。
なので、話が分かりやすく読みやすいが、地の文以外は嘘つきまくりとまではいかないが
あんまりあてにはならなかったりする。


サクサク読んで、最後に来たところで、
「あれ?もう終わり?詰んだ?」ってな具合_| ̄|○


正直、最後の方までカプセルに捕らわれすぎていて、ピルケースのことまでは頭が回らなかったよ。
手引き読んで、ポイント読み返したらあっさり分かりましたが。
あれだけカプセルの数引っ張っといて、結局決め手にはならず「フェイクなのかよ!」と叫びたくなった。
今回もそれなりに読めましたが、「どちらか〜」に比べると完成度の低さは否めないかな。
もう今回でお腹一杯なので、しばらく要りません。
推理物じゃないほうがおもしろいんだって!


最後に異常愛の兄妹はキモかった。
今すぐ、山崎橋120km/hで突っ込んで逝ってこい。
あの設定は要らんでしょ…?