書籍まおう

魔王 (講談社文庫)

魔王 (講談社文庫)

久しぶりに文庫新刊出てたので買ったみた。
ある日突然、人に好きな言葉を喋らせることが出来るようになった男の話。
随所にファシズムとか選挙とか政治の話がでてくるもんだから、その力でのし上がっていくのかと思いきや、
同じような能力持つ奴にあっさりあぼんぬされて、終了。
これで終わりとか。
つーか、結局魔王って一体なんだったんだ?そんなことを考えさせられる。
その後日談「呼吸」は主人公の弟の話で、弟も兄と同様1/10までなら未来を予知できるという不思議な能力を得る。
弟は弟なりの信念で、その力で増やした「金」の力で世の中をどうにかできないかと考え始める。
このあとどうなるのかな、ってところで終了。
何ともすっきりしない作品だった。
さらにこのあとの話も続くそうだけど、また微妙なんだろうなぁ。