今日の一冊 057

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)

水曜の朝、午前三時 (新潮文庫)

これも、書店で衝動買いした一冊。
久々に恋愛小説というのもいいかなと。


物語は、病気で臨死の母親が娘へ託したテープが元となっている。
告白小説とでも言うんだろうか。
内容は、母親の若い頃の大阪での恋物語
そして、聞き手である娘の夫「僕」の語りが母親の告白の前後に効果的に挿入されている。
この存在は大きい。



でも、泣けるほどの感動を期待してたのだが…そうでもなかった。
ラストも意外とあっさりと終わって、拍子抜け。
個人的にはイマイチすっきりしなかったなぁ。
まあ、65点ってところでしょうか。